野村語録・・主よりスタッフへのメッセージ

  • 2022.10.09

・感じることができなければ、考えることもできない。考える力がないということは、感じる力、すなわち感性が欠如しているということである。 ・信じてくれる人の下でこそ、能力は発揮される。 ・自分を成長させてくれる場所を選べ。 ・人は本物と出会うことによって、本物を知る。 ・中途半端な安定を手に入れている選手ほど、変わることを怖がるものである。 ・監督業とは、「気づかせ屋」 ・お前の特徴はなんだ? ・自分を理解してくれる人間は、一人いればいい。 ・人間性...

近い未来の姿が見えているか?

  • 2022.10.08

 本日、彦根の新聞に当院の広告が載った。当院のことを周知いただくための方策を、日々スタッフと考えている。まだまだ、私たちが救わなければならない患者さんがいる。今後、広告効果を検証し、それを基に新たなアイデアを出さなければならない。  3~5年後の近い将来のクリニックの姿がはっきり見えているのか?  昨日の朝礼でスタッフに問いかけた内容である。患者さんの数が増えることはもちろん大事なことである。一方で、患者さんの数が増えれば、一人一人の診察に割ける時間が減る。そうすれば、患者さんの話...

私のリーダー像の原点

  • 2022.10.01

 私は開業するまで、いわゆる「部下」というものを持ったことがない。これは、今までの私の働き方に起因するところが多いのであるが、それにも関わらず、私はリーダーのあるべき姿というものについてずっと考え続けてきた。  15年前に松下幸之助の本を読み漁ったと以前書いた通り(2022.08.30:「松下幸之助と稲盛和夫氏」)であるが、そのタイミングと一にして、当時彦根市立病院副院長であった日村好宏先生(現:天理よろづ相談所病院副院長・白川分院院長)との出会いがその原点であろうと思う。  日村...

母親が伝える父親像

  • 2022.09.19

 9月は休日が多いですね。今日は大型台風が近づいているので、皆さん自宅籠りですかね?  私は、講演会のスライド作りや骨粗鬆症学会オンデマンド配信の視聴に追われています。住処には私自身の部屋はないので、決して静かな環境で仕事ができるわけではなく、子供たちのケンカや泣き声、ピアノ演奏などを聞かされながら、リビングで仕事をしているのです。こんな環境にもすっかり慣れてしまいました。「心頭滅却すれば火もまた涼し」とはよく言ったものです。  子供たちからすれば、こんな休日の過ごし方をしている父...

今の自分に求められていること

  • 2022.09.06

 開業前から私の外来に通院されている患者さんは状態が安定されている方が多いので、自然と受診間隔は延びていく。このため、新患の方もコンスタントに来院いただいているが、開業後5ヶ月経過した現在でも一日の患者数は決して多いとは言えない。  経営面でこの現状をどのように捉えるか?十人十色の考え方があるだろう。利益追求第一を是とするならば、受診間隔を延ばさなければ良いという判断になる。  しかし、それは果たして是なのだろうか?たしかに利益は上がるだろうが、小手先のテクニックで外来延べ人数を増...

心の準備

  • 2022.08.31

 心の準備・・・これは初診の方の受診前に、私が特に念入りに行う作業である。  それは受診の前日から始まっている。予約リストおよび事前問診票を眺めながら、患者さんは一体どのような経緯で当院を知り、また当院を受診しようと思い至ったのか?患者さんはどのような不安を抱き、また受診にあたってどのような期待を抱いているのか?様々なシチュエーションを想定するが、『期待に応えられなかった場合の自らへの失望に対する恐れ』(2022.08.11:「初診時に思い起こす初心」)は、常に私を脅かす・・・  ...

松下幸之助と稲盛和夫氏

  • 2022.08.30

 時代は異なれど、共に経営の神様と呼ばれたお二人である。私は15年前の30歳の時、松下幸之助の書を読み漁った。ここにお二人の名言を紹介する。(主)  【松下幸之助】 無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。 「それは私の責任です」ということが言い切れてこそ、責任者たりうる。 力強さは使命感を持つところから生まれる。 人を使うには、ほめて使う、叱って使う、批判して使うなどいろいろあるが、ほめて使う人が概して成功している。 誠意や真心から出...

良妻・賢妻たち

  • 2022.08.27

 大学の六年間、大阪の下町で過ごしたが、常にボケとツッコミを求められる日々であった。  ボケなければ、先輩から「お前オモンナイなぁ」と言われ、先輩がボケたのをツッコまなければ、「お前何ボーっとしとんねん」と言われ、一回生の自分は医学を学ぶために大学に入ったのに、まるでお笑い養成所に入れらたかのような感覚を持ったことを記憶している。  しかし、この六年間でそれなりに習得したボケとツッコミのスキルは、今から思えば、スタッフとのコミュニケーションにおいて非常に役立っていると感じる。ただ、...

『茂充先生の息子さん』

  • 2022.08.18

 木曜日はクリニックの休診日ですが、私は休んでいられません。近江八幡での勤務です。  ある患者さん(80代)の診察後、付き添いの娘様から唐突に、「先生は堅田の宮本診療所さんの息子さんですか?」と聞かれた。お話を伺うと、娘様のお住まいは私の実家の近くで、子供さんが私の父の診療所を幾度か受診されたことがあるとのことであった。  以前の自分なら、ホームページに書いた通り、父との比較に辟易とし、「だからどうしたというのだ」と屈折した思いをしていたに違いないだろうが、今は見えない力や運命的な...