物事を成し遂げる力

  • 2022.11.05

 物事を成し遂げることができないとすれば、それは本人のやる気が足らないか、あるいはやり方が間違っているかのどちらかである。  立場上、この考えをスタッフに押し付けるとパワハラになってしまうので、これはあくまで私が私自身に対して適用しているものである。  プライベートであろうが仕事であろうが、日常生活の中で種々の難題やストレスが降りかかる。これらは向こうからやってくるものであるから、避けることも逃げることもできない。すべては自分自身の対処法次第なのである。  逃げ道を作らず、真...

礼儀

  • 2022.11.03

 この1週間、私は生きているというよりも、生かされているという感覚に陥っている。  私は、周りの人々に背中をドンッと押されて安全な船に乗っている。私は至って健康である。クリニックの診療にも全く支障がない。一方、周りの人々は、荒波の中で闘い続けている・・・  取りも直さず、今の私は全て、周りの人々の犠牲の上に成り立っているということである。  今の自分にできることは、医師としての職責を全うすることであり、また皆が帰ってきた時のために万全の準備を整えておくことである。  そ...

感謝・・・

  • 2022.10.29

 世の中の人の流れをみていると、もはやコロナを忘れたかのようである。「風邪のようなもの」というのが、おそらく大半の認識なのであろう。  一方で、人の命を救うために、そしてまた、産まれてくる子供を救うために、満床でありながらも何とか受け入れようとしてくれる方々、それが無理であっても転院調整してくれる方々、約50kmも離れた病院まで救急搬送してくださる方々、そして、緊急にも関わらず万全の体制を整えて受け入れてくださる方々・・・  こんな世の中でも、自らの目の前の仕事を懸命にこなしてくだ...

真実・真意を見極める力

  • 2022.10.26

 関節リウマチ診療では、診察の度に(ほぼ毎回)採血が必要である。これは、薬剤の効果をみるためというよりも、薬剤の副作用の有無をみるためと言った方が良い。  薬剤が効いているのかどうかは、関節をしっかりと触診すれば8割方判断が可能である。さらに、触診を関節エコーで補完すれば、9割方判断が可能と言っても過言ではない。  もし、関節リウマチの状態を、関節の触診もせずに採血結果のみで判断している医師がいるとすれば、それは患者さんの今後の人生を大きく左右する由々しき事態である。この点について...

私が開業することの意味(湖北医師会報原稿)

  • 2022.10.22

 2022年4月にリウマチ専門クリニックとして開業致しました。  リウマチ科のみの単科で標榜しているクリニックは、全国でもほぼ例がないのではないでしょうか?内科医なのに内科も標榜しないことが不思議で仕方がないと思われる方が大半でしょう。しかし、私は「例がないから成功しない」と考えたことは一度もありません。  今まで自ら培ってきたものが何であるのか?自分がこれからやろうとしていることは何であるのか?すべての答えは自らの心の中にあるのであって、使命感や覚悟がどこまであるのかということに...

本日浮かんだ言葉(松下幸之助)

  • 2022.10.21

「無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。」(2022.08.30:松下幸之助と稲盛和夫)  これは商いをしている人間に限らず、医師にも当てはまるものである。むしろ、医師だからこそ、この言葉はより心に刺さるものである。  利益を追求するがあまりに、医学的に効果が不明であることを分かっていながらそれを患者さんに勧める者がいる。何も知らない患者さんからすれば、「体にいいから、絶対やった方がいいよ」と言われれば、信じてしまうのも無理はないであろう。もはやこのような者...

指示出しの難しさ

  • 2022.10.18

 私はスタッフに、「ああしなさい」「こうしなさい」と指示出しすることは嫌いだと以前にブログのどこかで書いた。それは、ホームページ上の「スタッフへの想い」でも書いたように、知らず知らずのうちにスタッフが指示待ち人間になってしまうことを恐れるからである。  私のスタッフへの指示出しの多くは、「投げかけ」である。つまり、自分自身の頭で考え、想像することを常に要求する。能動的でなければ強い組織にはなれない。今の自分に満足することなく、10年20年後も価値あるものであり続けるためには、建設的なスト...

野村語録・・主よりスタッフへのメッセージ

  • 2022.10.09

・感じることができなければ、考えることもできない。考える力がないということは、感じる力、すなわち感性が欠如しているということである。 ・信じてくれる人の下でこそ、能力は発揮される。 ・自分を成長させてくれる場所を選べ。 ・人は本物と出会うことによって、本物を知る。 ・中途半端な安定を手に入れている選手ほど、変わることを怖がるものである。 ・監督業とは、「気づかせ屋」 ・お前の特徴はなんだ? ・自分を理解してくれる人間は、一人いればいい。 ・人間性...

近い未来の姿が見えているか?

  • 2022.10.08

 本日、彦根の新聞に当院の広告が載った。当院のことを周知いただくための方策を、日々スタッフと考えている。まだまだ、私たちが救わなければならない患者さんがいる。今後、広告効果を検証し、それを基に新たなアイデアを出さなければならない。  3~5年後の近い将来のクリニックの姿がはっきり見えているのか?  昨日の朝礼でスタッフに問いかけた内容である。患者さんの数が増えることはもちろん大事なことである。一方で、患者さんの数が増えれば、一人一人の診察に割ける時間が減る。そうすれば、患者さんの話...

故人との誓い

  • 2022.09.14

 父は生前、朝と夜の一日二回、神棚に手を合わせていた。家長として、家族全員がその日一日を無事に過ごせることを祈願し、また一日を無事に過ごせたことに感謝していた。  私のクリニックでの一日の始まりはどうか?スタッフが来る前に機械類の立ち上げを済ませた後、手を洗ってからある手紙を読む。その手紙は、7年前に50歳で亡くなった患者さんの娘様から、私の開業直前にいただいたものである。  入院中であったその患者さんと固く手を握りながら、私は一週間後の再会を信じて疑わなかった。しかし、一週間後・...