車窓(続編)
- 2022.11.18
名古屋駅から松本駅まで、特急「しなの」で約2時間・・・ 車窓からの眺めは、都会のビルから徐に田園風景となり、中津川駅を過ぎてからは眼下に木曽川を望む。上流に進むにつれ、川原の石はどんどんと大きくなり、岩のようなものがゴロゴロと点在している。吊り橋も所々に架かっている。 薄暮の中、眼下に見える景色は、まさにその時の私の心持ちと似つかわしいものであった。芥川龍之介の「蜜柑」の書き出しに見られる主人公を思い出した。(「蜜柑」:芥川龍之介、2022.10.23ブログ)と同時に、幼稚園...