関ヶ原の戦い ~400年を経て~

  • 2024.11.10

 昨日土曜日の診療終了後、岐阜で開催された研究会に出席致しました。  岐阜県と滋賀県のリウマチケア看護師の交流を目的として、コロナ流行前から年1回開催している会です。東軍(岐阜県)総大将は佐藤正夫先生、西軍(滋賀県)総大将は私が担っており、毎回勝敗が決しないというゆる~い設定で毎年戦いが繰り広げられております。  本来今回の会は8/31開催だったのですが、台風の影響で11/9に延期となりました。私は8月の時点で作成した自身のスライドを前日に見てみましたが、全くその時の自分の...

「患者さんの幸せのために」: 「モチベーション」

  • 2024.11.09

 今回も本日の朝礼でスタッフに話した内容を載せましょう。  「モチベーション」という言葉は、いつ頃から使われるようになったのでしょうか?私の記憶では、おそらく私が中高生の頃、つまり20年前ぐらいからではないでしょうか?  「仕事のモチベーションが上がらない」という言葉は、社会人なら誰もが一度は使ったことがあるでしょう。「待遇が良くない」とか「仕事量が多くてキツイ」とか、その理由は様々だと思います。  世の中には「モチベーションは人から与えられるもの」だと解釈している人が多いよ...

「患者さんの幸せのために」: 「心構え」

  • 2024.11.07

 最近のブログでは朝礼で「話した」内容を載せておりますが、本日は明日朝礼で「話す予定」の内容を載せちゃいましょう。まさかのフライング投稿です。  当院のスタッフには、関節リウマチ患者さんがいます。当院のホームページを開くと当院正面にある「リウマチ科みやもと」の看板の写真が出てきます。「院長の情熱(クリニックについて)」から「看板への想い」へ進むと、そこに私が患者さんをスタッフとして迎え入れた理由が書いてあります。  そこには「蝶番」という書き方をしました。しかし、私の真意は「蝶番」...

「患者さんの幸せのために」: 「笑顔」

  • 2024.11.05

 11/2(土)勤務終了後に、「患者さんの幸せのために当院で自分ができることはなにか?具体的に考えてみましょう」と、スタッフ一人一人に40~50分かけて考えてもらい、レポートを提出してもらいました。各スタッフの職業柄や性格・人柄が出ている内容でしたが、その中の一つに「常に笑顔で接する」というものがありました。  これを読んだ時に私はふと思ったことがあります。「常に笑顔で接する」というのは、人を相手にする接客業では非常に大切なことです。新入社員は必ず社内研修で教わる内容でしょう。しかし、医...

人の心を満たしてくれるもの

  • 2024.11.04

 経営者は日々決断の連続です。自らの指示が正しいのかどうかは、それが実行されないと判断できません。また、私が指示した内容をスタッフが実行しても、それが正しく私にフィードバックされなければ、私自身の指示が正しいのかどうか判断ができません。  私とスタッフとのこの「キャッチボール」が正確かつスピーディーに行われることにより、私はこまめに自らの判断を修正し、より正しい判断に近づけることができるのです。この関係性を相互が十分に理解すること、それがクリニックの発展に必要不可欠であると私は考えていま...

「患者さんの幸せのために」: 「目標」

  • 2024.11.03

 本日は昨日土曜日の朝礼の内容をお話します。  皆さん「Treat to Target(T2T)」という言葉を良くご存じだと思います。これは、診療において目標を明確にして戦略的に治療を展開するという概念を指します。糖尿病治療において目標HbA1c(ヘモグロビンA1c)があるように、また高血圧治療において目標降圧値があるように、関節リウマチ(RA)の領域においても、寛解(少なくとも低疾患活動性)を目指すことが重要です。  治療目標を設定せずに何となく治療をした場合と、寛解を意識しかつ...

「患者さんの幸せのために」スタッフがやってくれたこと

  • 2024.11.02

 昨日は、「患者さんの幸せのために」と題して朝礼の内容を書きましたが、もう少し話した内容がありますので、本日14時前にそれを付け足して更新しました。昨日あるいは本日午前中に、昨日のブログをご覧になった方は、改めて追加内容を確認くださいませ。  さて、本日のタイトルの内容ですが、写真を並べます。 受付下にいる、落ち葉の上の「トトロ」と「まっくろくろすけ」です。 受付前の椅子に座ると正面に見えます。 当院正面玄関入ってすぐの風除室にいるメダカさんたちです。 ...

「患者さんの幸せのために」

  • 2024.11.01

 前回の投稿から少し間が空きました。今回は、本日の当院の朝礼のテーマである「患者さんの幸せのために」について私の考えを述べてみましょう。  クリニックは医療機関である以上、私を含めスタッフ全員が「患者さんの幸せのために」ということを第一義に考えなければいけません。「スタッフにとって居心地の良い環境」と「患者さんにとって幸せな環境」は、表面的に一部重なる部分があるものの、全く異質のものです。  例えば、業務中の「私語」です。「私語」はスタッフにとっては居心地の良いものかもしれません。...