本日(10/27)は高島市医師会での講演でした。

  • 2023.10.27

 本日午後は休診とし、高島市医師会で講演をして参りました。  安曇川駅前が会場でしたが、車で1時間半弱・・・琵琶湖の対岸にあたるので直線距離ならそれほど遠くないのですが・・・滋賀県民でありながらこの時ばかりは琵琶湖の愚痴が出てしまいます。  高島市は湖西医療圏に属しますが、長浜市・米原市の湖北医療圏同様、県内で高齢化率の高いエリアです。高齢発症関節リウマチ(EORA)やリウマチ性多発筋痛症(PMR)の患者さんがきっとたくさんおられると思いますが、リウマチ専門医が非常に少ない...

秋桜

  • 2023.10.26

 朝夕とだいぶ冷え込むようになりましたね。毎週木曜日は外勤先の近江八幡での勤務ですので、6時過ぎには自宅を出るのですが、車のフロントガラスは曇っています。二十四節気では『霜降』に当たります。  帰宅途中、大中(だいなか)にあるコスモス畑に立ち寄りました。  来月には『立冬』ですねぇ。この先1ヶ月間は講演発表等でバタバタとしますが、私の体調は戻ってきましたので、今年の残り2ヶ月ラストスパートですね。 ...

市民公開講座のお知らせ(11/5)

  • 2023.10.21

11月5日、ながはまさざなみタウンにて、市民公開講座「もっと知りたい!関節リウマチのお話&相談会」を開催いたします。 地域の皆さまへの関節リウマチの正しい知識の普及・啓発を目的としており、長浜市の後援もいただいております。 なお今回は先着40名となっておりますので、ご興味のある方はお早めにお申し込みください。 予約はこちらから↓ https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfIzgteqDdyQRCtx0DakReVb4u...

心療内科的アプローチ

  • 2023.10.18

 本日は診療終了後、3ヶ月ぶりの散髪・・・季節の変わり目の草刈りみたいなもんです。  その後、本日は・・・WEBで講演会を視聴しました。  私の出身大学である関西医科大学は、全国でも珍しい『心療内科学講座』があります。精神科と混同されやすいのですが、内科の一部門なんですよ。  関節リウマチの分野での心療内科的アプローチを主題とした講演会は極めて珍しく、新鮮な思いで視聴させていただきました。なかなか日常診療で具体的に実践することは難しいのですが、ムーミントロールが見る山...

メトジェクト Expert Meeting in 近畿北陸

  • 2023.10.17

 本日外来終了後、講演会参加のため大阪まで行って参りました。今回の会は、約20名の医師だけが参加可能なクローズドなものでしたが、現地参加は私を含め何と3名のみ、その他の多くの先生方はWEB参加でした。  色々なシチュエーションでのメトジェクトの使いどころについて活発な意見交換を期待していたのですが、WEB参加が大半ですとどうしてもディスカッションは難しいところでして・・・10/28にはオープンな講演会がまた大阪でありますので、その際に改めて期待したいと思っています。  新大...

昨日(10/14)、調剤薬局さん向けのリウマチ勉強会を行いました。

  • 2023.10.15

 昨日(10/14)の診療終了後、調剤薬局さん向けのリウマチ勉強会を院内で開催致しました。計12名の薬剤師さんが参加して下さいました。2022.11.26が初回開催で、今回は3回目になります。  薬剤師さんを対象とした勉強会なので、薬物療法特に副作用を中心にお話させていただきました。メトトレキサート(MTX)や生物学的製剤、JAK阻害薬には様々な副作用があります。どのような副作用が存在し、どのような症状が出現した際に早めに対応しないといけないのか、我々リウマチ診療に携わる者が知識...

『後医は名医』

  • 2023.10.08

 この言葉は、医師であるなら誰でも知っているものです。  症状や検査値異常は、一時点で全て出揃うものではなく、時間経過とともに徐々に顕在化するものなので、後で診た医師は正しい診断に辿りやすく、『名医』ということです。  ですから、我々医師は基本的に前医の批判をすることはありません。(よっぽどのあり得ないことならその限りではありませんが・・・)前医の批判ばかりしていると、医師以前に人間性が疑われてしまいます。   関節リウマチ(RA)の領域でも、症状が出揃うのに数週間から数ヶ月...

骨粗鬆症学会へ参加してきました。

  • 2023.10.01

 昨日土曜日の診療を終えた後、骨粗鬆症学会へ参加するため名古屋まで行ってきました。  グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症の管理と治療のガイドライン2023が出ましたので、宗圓先生の講演を聴きました。その中で最も印象的だったのは、『グルココルチコイド(GC)の投与量に安全域はなく、プレドニゾロン換算1mgであっても骨折リスクになる』ということです。我々は、免疫抑制剤を使いこなして、極力GCを減らすよう努めなければなりません。座長の田中良哉先生も、『GC誘発性骨粗鬆症は、GCを処方する...

関節リウマチ診療に携わる医師としての心得とは?

  • 2023.09.29

 関節リウマチ(RA)診療に携わる医師が、日常診療で常に心に留めておかなければならないこととは何でしょうか?  その答えは医師によって様々でしょうが、しっかりと自らの考えを述べることができる医師は、きっと素晴らしいリウマチ医でしょう。逆に、曖昧な答えしかできない医師であれば、ポリシーのないリウマチ医なのかもしれません。  RAは単に関節が痛む疾患ではなく、『関節破壊が進行する疾患』です。リウマチ医は、関節炎の状態を正確に把握し、抗リウマチ薬を駆使して関節破壊の進行を抑える努力をしな...

メトトレキサート使用における注意喚起:9/22講演会(医療従事者向け)

  • 2023.09.18

 9/22に講演致します。メトトレキサート(MTX)使用における注意喚起の講演を定期的に行っています。患者さんだけでなく、MTXを処方する医師の中にも、『ずっと使ってきて副作用がなかったから、これからも大きな副作用の心配はない』と誤った認識を持っている方が少なからずおられますが、少なくともMTXに関して全くこれは当てはまりません。重篤な血球減少やリンパ増殖性疾患、肝の線維化など多くの副作用に留意しながら使用しなければなりません。  講演の中ではMTXによる重篤な血球減少を中心にお話をしま...