WINDING ROAD

  • 2022.11.14

 最近2ヶ月間、新患数がめっきり減った。地域において、自分が必要とされていないのではないかと自信を失いそうになることさえもある。焦燥感が自らの心を覆い尽くす時もある。  ふと、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で田中将大投手が語っていたことを思い出した。「外角低め」・・・迷った時の原点回帰  おそらく、その答えは100を超えるブログの文章の中にあるのだろう。  目の前に見えるwinding roadが、きっと数年後には「振り返れば ただまっすぐに 伸びていた 今日まで...

11/18講演会(医療従事者向け)

  • 2022.11.10

 長野県松本市での講演会です。山﨑秀先生は、来年開催される第34回中部リウマチ学会の学会長であり、また信州リウマチケアナースの会を立ち上げられた先生です(第33回中部リウマチ学会:2022.09.03ブログ)  リウマチ診療において、長野県と滋賀県は、東京などの大都会とは異なる種々の問題(リウマチ専門医の数、高齢化、通院に車が不可欠など)を抱えています。  高齢化社会におけるJAK阻害薬の立ち位置などを交えて講演致します。(主) b0e5ac4837c4501c1bc38b5...

本日、リウマチ療養講演会・相談会がありました。

  • 2022.11.06

 言葉とは誠に難しいものである。指示出しの難しさ(2022.10.18:ブログ投稿)でも書いたが、伝え手の意図と全く異なる形で、受け手に解釈されてしまうことがある。  今回の講演を聴いてくださった方々は、どのような解釈や理解をされたであろうか?私の意図とは異なる解釈や理解をされたり、それが十分に伝わらなかった部分もあったとは思う。  仮にリウマチ専門医であっても、知らないことや誤解していることがたくさんある。そして、間違った理解が大勢を占めればそれが「正義」となり、正しいことを発言...

物事を成し遂げる力

  • 2022.11.05

 物事を成し遂げることができないとすれば、それは本人のやる気が足らないか、あるいはやり方が間違っているかのどちらかである。  立場上、この考えをスタッフに押し付けるとパワハラになってしまうので、これはあくまで私が私自身に対して適用しているものである。  プライベートであろうが仕事であろうが、日常生活の中で種々の難題やストレスが降りかかる。これらは向こうからやってくるものであるから、避けることも逃げることもできない。すべては自分自身の対処法次第なのである。  逃げ道を作らず、真...

礼儀

  • 2022.11.03

 この1週間、私は生きているというよりも、生かされているという感覚に陥っている。  私は、周りの人々に背中をドンッと押されて安全な船に乗っている。私は至って健康である。クリニックの診療にも全く支障がない。一方、周りの人々は、荒波の中で闘い続けている・・・  取りも直さず、今の私は全て、周りの人々の犠牲の上に成り立っているということである。  今の自分にできることは、医師としての職責を全うすることであり、また皆が帰ってきた時のために万全の準備を整えておくことである。  そ...

感謝・・・

  • 2022.10.29

 世の中の人の流れをみていると、もはやコロナを忘れたかのようである。「風邪のようなもの」というのが、おそらく大半の認識なのであろう。  一方で、人の命を救うために、そしてまた、産まれてくる子供を救うために、満床でありながらも何とか受け入れようとしてくれる方々、それが無理であっても転院調整してくれる方々、約50kmも離れた病院まで救急搬送してくださる方々、そして、緊急にも関わらず万全の体制を整えて受け入れてくださる方々・・・  こんな世の中でも、自らの目の前の仕事を懸命にこなしてくだ...

11/12講演会(医療従事者向け)

  • 2022.10.29

 「関ヶ原の戦い」です。東軍(岐阜リウマチケア研究会)と西軍(滋賀RAケアナースの会)の定期交流会です。  新型コロナウイルス感染症が流行するようになってから、看護師同士が交流できる研究会が極端に減ってしまいました。そんな状況下での貴重な会です。  西軍の私は、石田三成というよりも毛利輝元ですね。私は講演しますが、あくまで看護師が主役の会なので、最前線には出ません。  東軍の総大将は、佐藤正夫先生です。佐藤正夫先生は、「第33回中部リウマチ学会」(2022.09.03:ブログ...

真実・真意を見極める力

  • 2022.10.26

 関節リウマチ診療では、診察の度に(ほぼ毎回)採血が必要である。これは、薬剤の効果をみるためというよりも、薬剤の副作用の有無をみるためと言った方が良い。  薬剤が効いているのかどうかは、関節をしっかりと触診すれば8割方判断が可能である。さらに、触診を関節エコーで補完すれば、9割方判断が可能と言っても過言ではない。  もし、関節リウマチの状態を、関節の触診もせずに採血結果のみで判断している医師がいるとすれば、それは患者さんの今後の人生を大きく左右する由々しき事態である。この点について...

「蜜柑」:芥川龍之介

  • 2022.10.23

 最近の自分にはインプットの時間があまりない。講演発表やそのスライド準備に追われていることもあるが、外に出かけ文化的美品を浴びてセンスを養う時間、新たなアイデアにつながるヒントを得る時間をなかなか作ることができていない。  私は芥川龍之介の作品を好んで繰り返し読む。ブログでは「白衣・・・権威の象徴」(2022.06.18)の中で一度登場している。しかし、それでさえ最近できていなかった。  芥川龍之介の作風は、初期と晩年では大きく異なる。その時の自らの心理状況により、読み返す作品を選...

リウマチ療養講演会11/6(日) が近づいてきました!

  • 2022.10.23

「正しく知ろう 関節リウマチ」 日時:11月6日(日)   14:00〜(13:30受付開始) 会場:ながはまさざなみタウン    (旧長浜市役所)   2階 多目的ホール 持ち物:お薬手帳・血液検査の結果    (お持ちの方) ※ 無料 ※ リウマチに興味をお持ちの方はどなたでもご参加いただけます 関節リウマチについての講演会を開催します。 ご持参いただく血液検査の結果の見方を教えてもらったり、...