患者さんとの人間関係

  • 2023.03.19

 人間関係を構築するには時間が必要です。それは、医師・患者関係でも同様でしょう。  リウマチ診療の初診時には、症状の経過の確認・全身の身体診察・40ヶ所におよぶ関節の触診・血液検査・尿検査・関節エコー・レントゲン・・・これらを行うためにしばしば30分以上の時間を要しますが、その過程におけるコミュニケーションを通して、その患者さんがどのような人なのかを常に私は探っています。  患者さんを知るためには時間が必要です。そのため、初診枠はできるだけ時間のゆとりをもって対応するようにしていま...

3/24講演会(医療従事者向け)

  • 2023.03.19

 今回は、千葉県の先生方との講演会です。コロナ流行後、研究会はほぼすべてWEBとなり、お会いしたことのない先生方とのご縁ができるという利点がある一方、初対面でのディスカッションはいつも緊張します。  臨床において治療選択肢は決して一つではないので、色々な先生方のお考えを伺えることを楽しみにしております。 ad9e326dce808c3e76a8f2ed0725752cダウンロード ...

お酒の選び方・人の選び方

  • 2023.03.16

 本日は木曜日ですので、近江八幡での外勤でした。明日、スタッフに怒られそうですが、帰り道に彦根のさざなみ酒店さんで日本酒3本購入してしまいました。  さて、私の日本酒の選び方ですが、有名であるから買うとか無名であるから買わないとか、高いから美味しいだろうとか安いから美味しくないだろうとかいう判断は絶対にしません。エチケットのデザインや字体、使用している酒造好適米、精米歩合、生酛系か速醸系か、Brewery Yearはいつかなど・・・それらをベースに面白そうなお酒かどうかで判断します。 ...

リウマチ診療の身体診察

  • 2023.03.13

 前回は、リウマチ診療における問診についてお話しました。十分語ろうと思うと長々となってしまいますので、一例として乾癬(かんせん)のみ取り上げました。  今回はリウマチ診療における身体診察についてお話します。リウマチ診療では、患者さんが痛いと訴える部位だけを診ればよいというものではありません。痛くない部位も含め、関節を一個ずつ触診することが基本です。日常診療で、「痛みのない部位に炎症がある」ということはしばしば経験します。なかなか患者さんには理解してもらえないことなのですが・・・ こ...

関節リウマチの診断の第一歩は?

  • 2023.03.12

 関節のあちこちが痛くなると、ご自身で関節リウマチを心配され、あるいは周りの方から「それ、リウマチちゃうか?」と言われ、当院を受診される方が多くおられます。  検査をすればリウマチかどうか分かると思って、血液検査やレントゲン検査を希望される方が多いのですが、リウマチの診断はそれほど容易いものではありません。  内科医の診察の基本は、問診と身体診察です。リウマチの診療においてもそれは同様です。  問診は、リウマチと同じような症状を呈する他の病気を除外するためにも非常に大切です。...

内科医の思考回路

  • 2023.03.08

 「内科医」と対極にあるワードは、「外科(げか)医」です。一般の方々には、外科医は手術する医師、内科医は手術しない医師と映るでしょう。しかし、両者は手術する・しないだけではなく、物事の捉え方も違うのです。  そこで、本日は、「リウマチ医」というより「内科医」としてのお話をしましょう。  ある患者さんが、「歩いていたら、転倒して頭を打ったんです」と訴えたとします。外科医と内科医がそれぞれこの患者さんを診ると、どういう捉え方になるでしょう?  外科医なら、「頭に傷ができていないか...

3/22講演会(医療従事者向け)

  • 2023.03.06

 今回もメトジェクト皮下注についての講演です。3/2は滋賀京都が対象でしたが、今回は近畿・北陸と対象エリアが拡大しております。  当院では、現時点で8例の導入がありました。使用経験を重ねることで、この薬剤の色々な可能性を感じますし、我々臨床医は実臨床でしっかりとデータを積み重ね、それを検証していく必要があります。  多くの先生方の日常臨床のヒントとなるような講演にしたいと思っております。 2b949b24b7a3d0b3178bc0740572644fダウンロード ...

リウマチ医の悩み

  • 2023.03.05

 リウマチ医が日々の診療で頭を悩ます状況は多々ありますが、本日はその一つについてお話しましょう。  リウマチ診療において大事なことは、医師と患者さんが同じ方向を向いているということです。これは、医師患者関係だけでなく、夫婦関係などでも同様でしょう。お互いに向いている方向が異なる場合、概して治療はうまくいきません。医師が「治療強化すべき」と判断していても、患者さんが「何で治療を強化しないといけないの?」と感じていれば、治療継続が困難だからです。  関節に炎症が強いと痛みは強く、関節の...

リウマチクリニックの良さって?

  • 2023.03.03

 当院は関節リウマチを主に診るクリニックです。(だからと言って、関節リウマチしか診ないわけではありません。骨粗鬆症学会認定医や総合内科専門医の資格も有しておりますので、骨粗鬆症や内科全般ももちろん診ます。お気軽にご相談くださいね。)  リウマチ専門クリニックは東京のような都会ではいくつもあるのですが、長浜市のような人口10万人余りの規模のエリアでは、全国的にも極めて稀です。  そんなクリニックの良さって何なのでしょうか?どうしても、病院志向の高い患者さんが多いかもしれませんが、当院...

ステロイドと骨粗鬆症

  • 2023.03.01

 皆さん、ステロイドという言葉を一度は耳にされたことがあると思います。ステロイドには色々な種類があるのですが、色々な診療科で色々な病気に対して使われます。中でも、「プレドニゾロン」というお薬は、その代表的なお薬です。  ステロイドを長期に亘って飲むと、さまざまな副作用が生じる可能性があります。ですので、我々医師は、病気を抑えるためにステロイドを使わざるをえなかったとしても、極力それを減らす努力をしなければいけません(もちろん、減量により病気が悪化することがあるため注意が必要です) ...